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Taisetu融雪機の埋め込み|価格相場と工事手順

埋設型融雪機の埋め込み工事費用

埋設型融雪機の設置を検討されている方に向け、気になる工事費用やその他のポイントを紹介します。ロードヒーティングシステムは、除雪作業の負担を大幅に軽減し、安心して冬を迎えるための効率的な方法です。しかし、このシステムを導入するにあたり、最大の関心事はそのコストでしょう。設置には、装置の能力や面積、使用する熱源の種類に応じて、様々な費用が関わってきます。また、長期間にわたるメンテナンスや故障時の交換費用も重要な考慮点です。

特に、効率的な熱利用を実現するための設計や、耐久性に優れた材料の選定は、初期投資を超える価値をもたらします。例えば、亜鉛メッキ鋼板や温水を利用するシステムは、その耐久性と効率の良さからおすすめされています。設備の容量や、敷設する面積の大きさによっては、消費電力や必要な熱量が変わってくるため、これらの要素を熱源や装置の選定に活かすことが重要です。

さらに、システムの種類や構造によっては、メンテナンスの簡便さや、操作のしやすさも異なります。日常のメンテナンスが簡単で、万が一の故障時にも修理や部品の交換が容易な製品を選ぶことで、長期的に安心して使用できます。また、投入期間や可能なシャワー回数、循環方式など、具体的な利用シナリオに合わせた情報を提供する製品一覧を参考にすることで、より自分に合ったシステムを選ぶことができます。

これから埋設型融雪機を設置しようと考えている方は、初期の設計からメンテナンス、長期的な耐久性に至るまで、全体的なコストと利便性を総合的に考慮し、専門家との相談のもと、自宅に最適なシステムを選ぶことが重要です。クリーンで効率的な除雪方法をお探しの方に、埋設型融雪機は抜群の選択肢となるでしょう。

 

 

工事費別途(目安) ホームタイプ標準工事(税別)¥220,000~

排水4m、灯油配管10m、電気配線10m以内 ※設画条件により工事はなります。

埋設型融雪機の埋め込みイメージ

 

 

 

埋設工事(埋め込み工事)の手順

1.融雪機の設置場所の確認
2.融雪機本体埋設場所の掘削
3.融雪機本体設置
4.排水経路の掘削
5.排水管の敷設と「ます」への接続
6.灯油配管と本体への接続
7.電気配線と本体への接続
8.埋め戻しと現場修復
9.エアー抜きと試運転
10.バーナーの組み込み

1.融雪機の設置場所の確認

お客様に設置場所、電源の取り出し位置、配管、配線の経路を確認し、埋設後(埋め込み工事後)の問題が発生しないよう、十分に打ち合わせして進めます。
1)埋設管(ガス管、水道管等)の事前調査を行い管理者と打ち合わせをします。
2)他埋設物との離隔距離は、300mm以上確保します。
(離隔距離確保は左右とし、埋設物の上下は避け切り廻しとする。)
※尚、舗装仕上げの場合冬期は凍上で本体周囲が盛り上がる事があるので、お客様にも確認してもらいます。
※事前の土壌状況をお客様に説明します。

2.融雪機本体の埋設場所の掘削

1)設置場所が決定後、下記の寸法で掘削します。

(単位㎜)

機種 長さ 深さ
HS550 2,700 1,500 550~650
HT600 2,700 1,500 550~650
BS2000 2,800 1,800 560~660
BS3500 3,000 2,000 710~810
BS6000 4,000 3,000 500~1,600

2)寸法決定後カッター(ピック)を入れ掘削工事します。
この時、掘削した土砂が付近に散乱しないように注意して作業します。

3)砕石を300~500㎜入れプレート、ランマーで転圧します。
(設置場所によっては砕石の量を増やし転圧。)

3.融雪機本体の設置

1)本体を入れ高さを合わせて設置します。

2)排水の流れを良くする為に本体の排水側をやや低めにし、面で当たるように細かい砂をひき、水平バランスををとります。。なお、バランスをとる為に融雪機の上部から圧力をかけないように注意します。

3)本体のねじれ等がないように、必ず蓋の開閉を行って確認します。
機械は必ず4点で吊り上げ、安全に作業します。

融雪機埋設工事、本体設置イメージ

4.排水経路の掘削

カッタ、ピック等を使用して「ます」までの経路を掘削します。
排水管の埋設に伴う掘削は、深堀による将来の中だるみ、逆勾配の原因とならないように注意して配管します。

5.排水管の敷設と「ます」への接続

1)排水は本体の排水口から、敷地内の雨水ます(合流地区は汚水ます)に接続します。
長さが9mを超える場合は中間に泥ダメます(塩ビ)を設ける。
配管接続の際、継手の使用は避けDL45又はLL90を使用しその個所に点検口を設ける。
(点検口の曲がり2ヶ所以上ある場合は3ヶ所目の手前に取り付ける・・・75φ)
  HT600型の塩ビパイプはVU75かVU100いずれかを使用
  BS2000・BS3500型はVU100を使用
  BS6000型はVU50を使用(ポンプアップの為)
  但し、駐車場等高過重がかかる場所はVP管を使用。

2)「ます」への接続
A)コンクリートますの場合は、「ます」に穴を開け排水管を入れ、外メジ。
  (内メジは、埋め戻した後最後に行う)
B)アロンます(塩ビます)の場合は「ます」の中間にチーズで接続します。
  (例、150×75 ※勾配がとれない場合に限り直接ホルソーにて穴あけして接続(コーキング)場所によっては材質の指定有)
C)新設ますは、アロン泥ダメますを使用します。
  尚、設置の際GLより10㎜上げる。

・コンクリートます内の勾配は、入口と出口の間で最低20㎜以上の落差をつけ、「ます」の底から出口排水管の下部で最低100㎜~150㎜とります。
・「ます」の底は必ずモルタルで仕上げる。
・ 排水管接続時、管内の土や石を必ず取り除く。
コンクリートます内のコンクリートのかけらも必ず取り除く。
・排水の勾配は最低勾配(1/管径)以上の勾配でもっていく。
・塩ビパイプの接続は必ずエスロンを使用する。
・コンクリートます内の内メジは必ず行う。(モルタルで)

3)排水の勾配がとれず排水をポンプアップする場合は、次の点に注意して施工します。
注1.)新設するコンクリートます(ポンプ用)は、直径300㎜、深さ900㎜以上とし、ポンプ本体が融雪機の排水口より下になるように設置する。
注2.)「ます」の底はモルタルで仕上げる。
注3.)ポンプの電源は別配線とし、冬期以外でも常時入れておいてもらうようにお客様に説明します。
(推奨ポンプ「ツルミPRO-15UZ自動型」ポンプの排水はVU50を使用)

使用材料
・塩ビパイプ及び各種継手
・モルタル
・エスロン
・コーキング等
・75ソケット(HT600型のみ)

※ BS6000埋設においては200V仕様の為別途打ち合わせが必要となります。

6.灯油配管と本体への接続

1)既存のホームタンクから分岐する時は、室内のボイラー、暖房器具のスイッチを切らせていただきます。
(後でエアーが入ってしまう場合があります。)

2)配管の接続は必ずタンクの下で行います。
(配管の途中で接続すると、室内の機器に灯油が流れなくなる場合があります。)
3)タンクの元栓を閉め既設の配管を切り、チーズを付け8㎜被覆銅管を100㎜位に切った物を接続し、その先に中間コックを付ける。
4)各ネジを締めた後、タンクの元栓を開け、中間コックを開き2~3秒エアーを抜いてください。この時流失した灯油は、空き缶等で受け周囲にこぼさないようにする。
※この時点で灯油分岐作業が終わった事をお客様に知らせる。
5)タンク下から本体まで、GLより約100㎜程度掘削して配管します。
尚、タンク下からの配管はループ配管すること。
6)本体への接続は、被覆銅管保護のためCD管とコネクターを使用し附属の継手(専用品)を使ってバーナーのシームレスホースと接続。
※中間でジョイントを繋げるようなことはしない。
※本体引き込み時、被覆銅管に余裕を持たせる。
7)設置場所が新築等で灯油タンクが未設置又は、灯油が入っていない場合はバーナーのエアー抜きバルブが確実に閉まっているか確認してから、終了します。
また、灯油タンクの設置、配管の接続を他の業者に依頼した場合、必ず中間コックの設置も含めて灯油漏れ等がないように注意します。
※原則として、灯油タンクから本体まで継手を使用しない。
やむを得ず継手を使用する場合は、その位置を埋設報告書の見取図に正確に記載する。
※埋設管の上部を常に自動車等の重量物が通過する場合は、深さも含めてCD管等で保護するよう注意する。
8)配管が終わったら、中間コックを開け燃料漏れが無いか確認する。
また、継ぎ手部分より燃料がにじんでいる場合は専用の圧力ゲージで確認し再度締め直し燃料漏れの無いようにする。

7.電気配線と本体への接続

1)近くにコンセントがある場合は、そこから電源をとって制御ボックスまで引き込みRとS
の端子に接続する。
近くにコンセントが無い場合は、室内のコンセント(トイレ、居間等)から壁に穴をあけて引き出し、防水コンセント又は、プラボックスを設置し、コーキングで防水処理をする。
※外部コンセントを設置する場合、資格のない者が行う時は、室内コンセントからプラグで抜き差しできる接続にする。
※美観を損なわないように注意します。
2)制御ボックスの取付位置は、標準として地面から1200㎜の所に設置する。
但し、場所によっては使いやすい位置に取り付ける。
※屋根からの雨水や雪が直接当る場所は避けること。
3)制御ボックスと本体バーナーの間は、10芯ケーブルを使用して配線しますが、このケーブルを保護するのに下記の材料を使用する。
A)地面から制御ボックスまでの立ち上がりは、25㎜のネジなし電線管を使用     地下埋設部分は22㎜のCD管を使用。
電線管とCD管は22㎜ワンタッチカップリングで接続する。
※場合によってはCD管のみでも可
B)CD管は、地面より100㎜以下に埋設して本体まで延長し、バーナー室後部の引き込み口にワンタッチコネクターを使用して接続する。
※CD管に通した10芯ケーブルは、バーナー室側で必ず1000㎜程度の余裕を持たせる。
※全ての電気配線は、電気設備技術基準に基づくこと。

8.埋め戻しと現場修復

1)本体設置後の埋め戻しは表層の仕上げの種類に応じ砕石等を入れ、十分転圧をし、冬期の凍上や、雪解け後に陥没しないようにします。
※現場修復に関しては、後で問題が起きないように、お客様と事前、事後確認を行って進めます。

9.エアー抜きと試運転

1)エアー抜き
・燃料タンクの元栓を開け、制御ボックスの電源スイッチを入れる。(ブレーカー)
・切替スイッチを手動にして運転ボタン(緑色)を押す。(この時バルブスイッチは切っておく)
・この状態で融雪機本体バーナーのエアー抜きバルブを弛める。
※この時エアー抜きチューブから流出した灯油は空き缶等で受けて処理する。
エアー抜きチューブから灯油が勢いよく出てきたらエアー抜きバルブを閉める。
※運転中に振動等で弛まないように確実に締める。 
2)試運転(必ず融雪槽の蓋を開けた状態で行う。)
・エアー抜きが終了した時点で、制御ボックスのバルブスイッチを入れると点火します。(手動運転)
・一旦、各スイッチを切り、バーナー室の蓋を付け、融雪槽の蓋を開ける。
・制御ボックスの電源を入れ、切替スイッチを自動にして運転ボタンを押し自動運転が正常に作動するか確認する。
※運転ボタンを押してから点火するまで20秒かかります。
・点火してから10秒ほど運転して、異常が無いか確認する。
・異常が無ければ各スイッチを切って蓋をする。
※尚、バーナー室を開放したまま作動させると、フレームアイが働いて作動しない場合があります。(失火ランプが点灯して運転しない場合は、リセットボタンを押す。)
※引渡しの際、制御ボックスの各スイッチの位置を確認する。
切替スイッチ→自動
バルブスイッチ→切

10.バーナーの組み込み

1)バーナー室のボルト(スパナサイズ13㎜、M8)を外して蓋を開ける。
(ボルト、ワッシャーの紛失に注意)
2)バーナー取付用ナット(スパナサイズ17㎜、M10)を外し、バーナー組み込み、ナットを均等に締め付ける。
尚、BS3500、BS6000型用のバーナーは先端のドラフトチューブがヒンジで取り外せるようになっているので、先にドラフトチューブを本体にナットで取り付けた後、バーナー本体をヒンジで固定。

※この時、バーナー先端を取り付け穴の周囲に接触させて変形しないように注意する。
3)灯油配管の接続はバーナーのオイルポンプの吸入側に付いているメクラネジ(ホロセット)を6㎜の六角レンチで外し、シームレスホースの両側に付いているニップルを外して、オイルポンプ側は方向を確認してシールテープを巻いて接続し、燃料パイプ(8φ被覆銅管)側は附属の専用継手(リングジョイント)を使用しバーナー室の燃料配管受け金具を介してシームレスホースに接続する。

※シールテープはバーナー側に使用する継手のオイルポンプ側のみ使用。
シームレスホースと接続する部分は両方とも必要ありません。 

4)温度センサー線の接続は、バーナー端子台のX1、X2端子に接続。
サンサー線(赤)→X1
センサー線(青)→X2

5)バーナーの調整は、吸気のダンパーのみの調整になります。
吸気ダンパーの開度は、最適の状態で出荷されていますが、万一、未調整の場合は担当者に確認後調整する。

 

 

設置対応地域

融雪機の導入において、私たちは北海道内の幅広いエリアでサービスを提供しております。冬の厳しい寒さと豊富な降雪に対応するため、札幌、旭川、石狩、千歳、小樽、江別、岩見沢、恵庭、北広島の各市を含む、広範囲での融雪機の設置とサポートを実施しています。

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